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DATE : 2024/05/02 (Thu)
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DATE : 2006/03/10 (Fri)
OFF人のリハの前に、中途半端に時間があったので
偶然スタジオの近くに最近引っ越したというウエムランちに
遊びにいった。チョコとかビー●とかいろいろご馳走になっちゃって。
そして短い時間だけどワイワイと歓談して、リハに行った。

去年かな、ずいぶん前にウエムランのブログに金子みすゞの詩が紹介されてて
「貸して貸して!」と言ってそのままだったのを、ウエムランはちゃんと
覚えてくれていて、「金子みすゞ童謡集」という文庫本を貸してくれた。



リハの後、これをパラパラ読みながら帰ったのだけど、
正直ビックリしたよ。ここまでの期待をしていなかったのもあるかもしれないけど
彼女の直感と、本質を見る力と、ことばのやさしさと。
素朴なだけじゃない。詩集でここまで惹かれたのは初めてかもしれない。
すごいと思うのは、子供も大人もわかるコトバなのに適格に表現できていること。
彼女が色んなことを分かっているのがよく分かる。視点の多さに驚いた。
そしてがつんと胸に響く。分かってるようで実はわかっていないと思うものは、
どうしても難しいコトバに誤魔化されている気がしてしまう。

まだ半分しか読んでいないけれど、一番最初に印象に残った詩を引用。

大漁

朝焼け小焼だ
大漁だ
大羽艦の
大漁だ。

浜は祭りの
ようだけど
海のなかでは
何万の
鰮のとむらい
するだろう

(大正13年「童話」3月号 金子みすゞ)


26歳で自らの命を絶った彼女の人生は、
優しい詩とふっくらした可愛い容姿とは打って変わって壮絶で、
映画にもなっていた。見てみたいな。レンタルにあるだろうか。
写真(スチール)はアラーキーだって!これだけでも興味深々(笑)
みすゞの詩に惹かれて、荒木経惟本人が買ってでたのだそうだ。
映画のスチールを担当したのは、ツィゴイネルワイゼン(だったけか)以来
20年ぶりのことだとか。これだけで結構話題に上った映画らしい。
わたし知らなかったけど。


『みすゞ』メモリアル・ブック(写真:荒木経惟)より



映画『みずゞ』 公式サイト

ウエムラン、ありがとね。
いつか長門に行って、仙崎の海と町をペンで撮ってみたいな。
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★無題
NAME: すず
何年か前にテレビドラマで松たかこが演じてたんだけど泣いた泣いた。昔の女性から見たら今の女性はどううつるだろうか?
URL 2006/03/11(Sat)00:07:13 編集
★松たかこか~
NAME: momo
テレビドラマでやってたんやね。やぁ やばいわぁ!あたしゃ泣ける話に滅法弱いのにー(涙腺決壊しやすい 笑)
そういうドラマとか、人生の略歴を見た後で詩を読んだら、ほんとに目頭がぐぐっときてやばかっただよ。

>昔の女性から見たら今の女性はどううつるだろうか?
ビックリするだろうねー
何もかも想像を絶してるだろうね。
今から100年後の女性も、想像を絶するものかもしれない!・・・ことないかな。
2006/03/11(Sat)02:15:58 編集
★そうそう
NAME: uemuran
あたしもテレビドラマ見たけど、涙、涙だったなぁ。

本を気に入ってもらえて嬉しいっす♪
URL 2006/03/12(Sun)00:49:02 編集
★おお
NAME: momo
やっぱウエムランも見てたのか。
そもそもテレビを見ない人だからちっとも知らなかったよ。
映画版、見つけたらウエムランにも教えるねー
2006/03/12(Sun)00:51:55 編集
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